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戸原区が所有し、伊賀薬師堂に保管されています。この経本は、江戸時代(17世紀後半)、飢きんに苦しむ民衆を救うことにじん力された京都宇治おうばく山万福寺住職の「鉄眼道光」(てつげんどうこう)が企画・製作を指揮した版刷経本です。別名「鉄眼版」(てつげんばん)とも「黄檗版」(おうばくばん)(1677~1680年製作)とも呼ばれ、日本全国に残されています。 この経本は、どのようないきさつで残されてきたのかくわしいことはわかりませんが、記録によれば、元々、部木八幡宮(福岡市東区部木所在)と伊賀薬師堂にそれぞれ300巻ずつ保有していたものを、昭和15年に伊賀薬師堂がもらい受けたとされています。このように、全巻がそろうことは非常にめずらしく、貴重な文化財です。 (なお、現在は歴史資料館で現物を寄託管理し、一部を展示公開しています。)