令和2年 新年ごあいさつ

あけましておめでとうございます。

令和2年（2020年）の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

平成30年9月に町長に就任し、早いもので1年半が経とうとしております。
この間、行政運営の様々な場面で、町民の皆様をはじめ各方面から、温かいご支援とご協力を賜りました。
心から厚く御礼申し上げます。

昨年は、またもや3年続きで九州北部を豪雨が襲い、2つの台風が関東他の広範囲に甚大な被害をもたらすど、
1年を通じて災禍に苦しめられました。被災された皆様へお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興を願うばかりです。
粕屋町では、災害に対する日頃からの備えを重要視し、民間事業所等と物資提供、災害復旧活動、避難場所の提供、情報発信など様々な分野で災害に関する協定を締結し、災害に対する備えを進めてまいりました。

他方で、新天皇御即位に伴う改元は、粕屋町にとりましても嬉しい話題でございました。
新元号「令和」は「万葉集」に典拠し、太宰府の長官であった大伴旅人の邸宅で「梅花の宴」が催されたときの一文からでございますが、粕屋町にも旅人と縁深い万葉歌碑が残されており、悠久の歴史に思いを馳せるとともに、胸が熱くなりました。

粕屋町はこのように長い歴史をもちながら、少子化・人口減少が深刻になる現在も、高い出生率と人口増加を誇る町であるからこそ、より一層の発展に努める必要性を感じております。

本年も、4つの公約「子育てしやすいまちづくり」「住みやすいまちづくり」「誇れるまちづくり」「安心して生活できるまちづくり」の実現に向け、保育施設や学校施設の整備、ふれあいバスの充実、河川の浚渫、防犯対策などに取り組んでまいります。

また、「地域に飛び出せ公務員」をキーワードに、職員が町民の皆様との対話を通じ、その絆を強く結び、これまで以上に地域の力を結集したまちづくりを推進する所存です。

何卒、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

結びに、本年が皆様にとって、平穏で幸多き年でありますことをご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

                                                                                    令和2年新春  粕屋町長 箱田 彰