江辻(えつじ)遺跡第4地点出土品
更新日:2019年12月17日
江辻遺跡第4地点は、平成10年度に発掘調査を実施し、縄文時代晩期の土器や石器が多量に出土した遺跡です。
出土した土器の特徴としては、縄文時代の器形に刻目突帯文(きざみめとったいもん)という文様を施すものがあります。
この刻目突帯文土器は、九州北部において、弥生時代の始まりを示すものとして考えられていましたが、本遺跡で初めて縄文時代の特徴を留める土器群として確認されました。
石器は縄文時代によくみられる種類が出土していますが、碧玉製の管玉は、碧玉製としては我が国で最古の管玉として位置づけられるものです。
これらの出土品は、西日本における縄文時代最後の生活道具の様子を示すものとして、貴重な学術的価値をもつことから福岡県の文化財に指定されました。
その一部を歴史資料館で展示しています。
【平成30年3月20日、県指定】
周辺案内図
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