令和4年 新年ごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

令和4年（2022年）の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年は、年明け早々から2回目となる緊急事態宣言発出にはじまり、一昨年に続いて新型コロナウイルス感染症の対応に追われた1年となりました。医療従事者の方々をはじめ、長期にわたり感染症拡大防止にたゆまぬご努力を続けておられます皆様へ、改めて心から敬意と感謝の意を表しますとともに、一日も早いコロナ禍の終息を願っています。

国内では、昨年2月から新型コロナワクチンの接種が開始され、11月末には全国民の70パーセントを超える方が2回目の接種を終えられました。当町でも、5月からワクチンの集団接種を開始し11月末には町民全体で2回目の接種を終えられた方が80パーセントに達しております。

また夏には、一年間の開催日程延期・無観客という異例ずくめの開催ながら、2020東京オリンピック・パラリンピックが開幕し、多くのアスリートの躍動する姿に感動しました。地球規模でコロナ禍に翻弄されながらも、人類、そして日本人の底力を感じ、希望で胸が熱くなる思いがいたしました。

当町におきましても、「コロナに負けるなプロジェクト」のエール商品券の発行など商工会と連携した地域振興の経済対策とともに、かねてより懸案となっていました老朽化した町立保育所の建て替えの設計や感染拡大により延期となっていた小学校2校の大規模改造事業、当町のランドマークである駕与丁公園の長寿命化計画の策定に着手し、また、不妊治療を受けられる方への助成事業を開始するなど、様々な施策を進めてまいりました。

早いもので4年間の私の任期も残り8か月程となりましたが、この間、町民の皆様をはじめとして各方面から賜りました厚いご支援とご協力に感謝いたします。

本年も手をこまねくことなく、コロナや全国で度々猛威を振るう自然災害への対応をはじめ、行政サービスのDX（デジタル技術による変革）や人口5万人達成を見据えた自治体基盤の強化など、待ったなしの命題に猛虎のごとくまい進してまいる所存です。

結びに、本年が皆様にとって、平穏で幸多き年でありますことをご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

                                                                                    令和4年新春  粕屋町長 箱田 彰