中部消防署から感謝状が贈呈されました
更新日:2024年9月26日
勇気ある2人の行動により尊い命が救われました
令和6年6月、粕屋町総合体育館(かすやドーム)内で、一時、心肺停止の状態になった男性に適切な救命措置を行った施設職員に、中部消防署から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、施設運営委託事業者職員の石井遥さんと大村明日実さん(株式会社ルネサンス)です。
消防によりますと、バスケットボールを競技中の10代男性が急に倒れこみ意識を失い、通報を受けた2名がすぐに駆け付け、AEDを装着。1回目の解析で電気ショックを実施。その後の解析では電気ショック適用外であったため、救急隊へ引き継ぐまでの約10分間2名で交代しながら気道確保と胸骨圧迫を実施しました。
男性は、病院での治療を経ておよそ3週間後には退院。現在は外来通院中ということです。
大村さん(手前左)と石井さん(手前右)当日現場に駆け付けた隊員、安河内署長とともに記念撮影
大村さん(手前左)と石井さん(手前右)当日現場に駆け付けた隊員、安河内署長とともに記念撮影
日頃の訓練と少しの勇気
石井さんは「以前も同じような状況に遭遇し救命措置を実施した経験があり、今回はその経験を活かし冷静に対応することができました。」と話していました。お話を伺うと、胸骨圧迫を続けながら周りの状況を確認し、救急隊員に引き継ぐ際に必要な情報をメモするよう周囲の方に指示をしたそうです。
一方、大村さんは「訓練では経験していたが、実際に行うのは初めてだったので無我夢中でした。救急隊に引き継いだ後、手の震えが止まらないことに気づき涙が出ました。男性の命が助かったことが一番よかったです。」と話していました。
両名は学生の頃から救命講習を受けており、社会人となった現在も会社で1年に1度は必ず救命講習を受講しているとのことでした。
大切な人を守るために身につけましょう
今回は、おふたりの勇気ある行動により1名の尊い命が救われました。このような状況でとっさに対応することは難しいことですが、普段から普通救命講習を受講しており体に染みついていた成果だと思います。
皆様も救命講習を受けてみませんか。あなたの行動で守ることのできる命があるかもしれません。
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