高齢者肺炎球菌予防接種(定期予防接種)
更新日:2024年4月16日
肺炎球菌とは
日本人の死亡原因の上位に「肺炎」があり、このうち25パーセントから40パーセントは肺炎球菌によって引き起こされるといわれています。23価高齢者肺炎球菌ワクチンは、約90種類ほどある肺炎球菌の型のうち、重症の肺炎球菌感染症の原因の約7割を占めるという23種類の肺炎球菌の成分を含んでおり、肺炎の罹患や重症化に対する予防効果が期待されます。
ただし、高齢者肺炎球菌予防接種は義務ではなく、本人が希望する場合にのみ受けることができます。接種を希望される人は、予防効果や副反応などについて、十分に理解したうえで医師と相談し接種を受けましょう。
高齢者肺炎球菌の定期予防接種
予防接種法に基づく定期予防接種として、高齢者への肺炎球菌予防接種を町が費用の一部を負担して実施しています。接種は義務ではなく、本人が希望する場合にのみ受けられます。
対象者
過去に定期、任意にかかわらず一度でも23価肺炎球菌予防接種を受けたことがある方は対象外です。
- 当該年度末の翌日4月1日時点で下記の年齢に該当し、接種当日に粕屋町に住民登録のある方
65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳 - 接種日当日に粕屋町在住の60歳から64歳の方で、心臓・腎臓・呼吸器の障がい、又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障がい(いずれも障害者手帳一級程度)をお持ちの方
注:現時点で、定期の予防接種を受けられる機会は、上記1の年齢になる年度1回だけです。
注:定期接種の対象となる年度以外に接種を希望する方や、過去に接種を受けたことがある方は、任意接種となります。粕屋町では任意接種に対する助成を行っています。
接種回数
1人につき1回のみ
接種期間
4月1日から3月31日の1年間
自己負担額
4,000円
生活保護世帯に属する方の自己負担金は免除となります。
実施医療機関
福岡県内の指定医療機関
接種時に持って行くもの
- 自己負担金
- 身分証明書
注:運転免許証、保険証など。生活保護受給世帯の方につきましては、必ず診療依頼証もお持ちください。 - 接種券(はがき)
注:対象年齢の方には4月初旬に接種券を送付します。送付後の転入や紛失による再発行は、随時行います。ただし、対象者の2に該当する方は接種券がありませんので、障害者手帳を持って直接医療機関で接種を受けてください。
指定医療機関外での接種を希望される場合(予防接種実施依頼書の交付申請)
定期予防接種の対象者が、下記の理由により契約医療機関以外の医療機関等で予防接種を受けようとする場合、予防接種実施依頼書の交付を受けてください。
- 契約医療機関外の医療機関にかかっている方又は入院している方
- 老人保健施設等に入所している方
- 予防接種実施依頼書の交付申請について
肺炎球菌予防接種の副反応
接種後に注射の跡が、赤みを帯びたり、はれたり、痛んだりすることがあります。また、わずかながら熱がでたり、寒気がしたり、頭痛、全身のだるさなどがみられることがありますが、いずれも軽度で数日のうちに治ります。
稀に重い副反応としては、アナフィラキシー様反応、血小板減少、ギランバレー症候群、蜂巣炎様反応等が報告されています。
予防接種後の副反応
このページに関する問い合わせ先
住民福祉部 健康づくり課 健康推進係
郵便番号:811-2392 福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁1丁目1-1
窓口の場所:健康センター1階
電話番号:092-938-0258(直通)
ファクス番号:092-938-2415